災害に備えた水・食糧備蓄の話
先日久しぶりの知人と話していたときのことです。
話の展開が、いわゆる目に見えないものだったり、予言・暗示みたいな内容になりました。
この辺りの話になると僕はただ聞いていただけなのですが。
なんでも、日本各地の水源が○○に買い占められているとか、天災や人為的に食料も危機を迎える可能性があるとか。
僕もなんとなく聞いたことのある話ですし、ある程度真実味のある話だとは思います。
それでその知人は、そういった危機に備えて、水や食料を1ヶ月分とか備蓄しているというお話でした。
みなさんは、こういうのどう思いますかね?
地震に備えて水や食糧の備蓄をしておいた方がいいとか、防災グッズを集めておいた方がいいとか、よく聞きますよね? そういえば、この間断捨離していたところ、こういった防災用の袋が見つかりました。

ちなみに、袋の中身は空でした(笑)
確かに、ある程度の備えはしておいた方がいいのかもしれません。
しかし、一ヶ月分もの備蓄となるとどうなのでしょう?って思ってしまいます。
不安から水や食糧の備蓄をはじめて、集めているうちにこれだけでは足りないと不安になって、過剰になっているのではないかと思いました。つまり、不安 ➡︎ 水・食糧備蓄 ➡︎ さらに不安・・・ という負のスパイラルに陥っているのではないかと。
そもそも、水や食糧を備蓄するのは生きるためですよね?
でも、何のために生きるのか、そちらの方が大切ではないでしょうか?
つまり、生きることは目的ではなく手段と考えて、何のために生きるのか、そちらを充実させた方が楽しくないでしょうか?と思うのです。
癌と診断された人の話
話は変わりますが、数年前に身近な人が病院で検査を受けてガンと診断されました。
医者からは、骨に転移しているので手術して癌を取り除くことはできない(治療はできない)。あとは、注射と薬で抑えるくらいだと言われました。
この病院には僕も一緒に付き添って検査結果を聞きました。
噂では聞いたことありましたが凄いですね。医者というのは。。。患者の気持ちは全く考えないのでしょうかね。
もう癌が骨に転移して治療できないから、あとは進行を遅らすための薬と注射を打つだけ。もう高齢なのだから癌で死ぬか、心筋梗塞や脳梗塞とかで亡くなるかだけ。
ということを淡々と言ってました。
言われた方の患者は、急なことでショックで頭の中真っ白になり言葉も出ない。
付き添っていた僕は、これは人間としての会話は無理だなと思いました。
そこで、単に薬や注射の副作用だけ確認して、その場は帰りました。
病院では薬をもらい、次回の予約を入れて帰ったのですが、帰りの車中、癌で骨に転移していると言われ落ち込んでいた本人に確認すると、どうやら自覚症状は無いようです。レントゲン写真を見せられて骨に転移していると言われましたが、素人の我々にはよく分かりませんでした。
それなら、癌の進行を抑えるために薬と注射を受け、副作用(確か無気力になったりだったかな)は覚悟して生きていくのか、薬や注射を受けずに癌の進行は覚悟して生きていくのか、あるいは他の治療法で行くのか、じっくり考えて自由に自分で選択したらいいと伝えました。
そしたら、翌日病院に電話を入れて予約を断ってました。結局、病院でもらった薬も飲まずです。
しかし、その後血尿が出たようで、別の病院に行って診てもらいました。腎臓と膀胱の検査で異常は見つかりませんでした。
僕も付き添ったのですが、実は前の病院で前立腺癌と診断されたので、前立腺はどうかその医者に聞いてみました。
すると、その若くてハキハキした医者は、前立腺も調べますか? まぁ、異常があってもこの歳(80歳過ぎ)ですし、進行は遅いので手術までしなくても・・・との回答。
どうやら、もう高齢なのだし前立腺癌は進行が遅いから無理に治療しなくてもいいのではないですか。と言われたと理解しました。
これには言われた本人も大喜びで、一気に表情が明るくなりました。
結局、血尿を抑える薬を受け取って、また気になるようだったら診てもらうということで帰りました。
帰りの車中で、やっぱり癌じゃなかったんだ。あの医者(←前の病院の医者)はいい加減やったんや。と言ってました(笑)
いやいや、癌じゃないというわけでは。。。まぁ、癌だろうと骨に転移していようと、特に症状なく生きていられるならそれでいいと思います。
もう何年か前の話ですが、今でも病院のお世話にならず生きてます。
癌といっても前立腺癌だったので、高齢だしそこまで深刻ではなかったのかもしれませんね。
しかし、癌で骨にまで転移していて、もう手術もできないとまで医者から言われてしまったら、不安になって薬と注射を受け続けて、副作用で無気力な状態で生きて行く人生を選択してしまう人が、多数派なのかもしれません。
保険・健診・宗教・・・
不安ビジネスの最たるものは、生命保険やがん保険、人間ドックや健康診断、そしてカルト教団などの宗教だと思います。
どれも未知の未来に対する不安を煽ったビジネスです。
人は誰でも多かれ少なかれ不安や恐怖があると思います。そこをついて搾取するのが不安ビジネス。
この不安ビジネス、搾取システムは、かなり世間に蔓延ってしまっています。それもかなり巧みに。
洗脳されている本人が全く気づかないように、実に巧妙に蔓延しています。そして、不安が不安を呼ぶように広まっています。
それでは、不安ビジネスに引っかからないようにするにはどうしたら良いでしょうか?
一つは、自分の中にある不安や恐怖と向き合うことだと思います。
怖いこと、危ないことに向き合って、逃げずに挑んで行くことで、気づけること・分かることがあり、智慧が磨かれます。
また、自分が何かおかしいと感じた違和感を大事にすることです。周りがみんな従っていても自分がおかしいと感じたらその感覚を大事にして、立ち止まって注意深く考察すること、向き合うことです。そして、自分が納得して自分の進む道を選択できたらいいと思います。
勿論、上手く行くことばかりとは限りません。しかし、自分が考えて選択して決めた道だから、例えそれが間違っていようが、裏目に出ようが自分の責任です。人に選んでもらったり決めてもらった道を進むのとはわけが違います。
自分がどう生きたいか、どう在りたいかということだと思います。